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サントリーオープンゴルフトーナメント 2004

先週の因縁再び!?Y・E・ヤンと谷原秀人が最終組で激突!

日韓戦の借りを返す!! 谷原秀人
先週の日韓戦は、まだ終わっていなかった。18番の第2打地点から、谷原秀人は「念力をかけた」。前組でまわる韓国のY・E・ヤン。通算9アンダーの2位と1打差を走るリーダーが、バーディパットに入る直前、「3パットしてくれ!!」。心の中でひそかに念じた。
果たして、届いてきたのはギャラリーの「あ〜あぁ」という落胆の声。
「あれれ!!まさかほんとうに、外しちゃったんだ!・・・って、ちょっと申し訳ない気持ち半分、やった!という気持ち半分。でも、これで明日同じ位置から戦えます」。

谷原は、ぜひ仇をとりたい。先週の韓国VS日本の対抗戦『ヨンピョンバーチヒルズ日韓男子対抗戦』。チームポイントタイとなった最終日、母国の威信をかけて、プレーオフにのぞんだのがヤンと谷原だった。
「プロになって、いちばんくらいの悔しさ」。1ホール目の18番パー5で、谷原がみすみすバーディチャンスを外して、日本に勝利を持ち帰れなかった悔しさはまだ忘れていない。

因縁の対決は、再び1週間後に巡ってきた。
通算8アンダーで、最終日最終組で激突。「今週は、プレーオフにはならないように・・・。前半で伸ばせるだけ伸ばして、運を引き寄せる。絶対に、負けたくない」と、闘志むき出しの谷原に対し、ヤンは淡々とこう話した。

「僕はいつも、練習ラウンドのときに試合のときのような気持ちでプレーして、試合ではその逆。そうやって、プレッシャーを感じないようにしているんです。先週の日韓戦でもその方法で勝った。明日も、同じです」。
注目の対決は、11時30分にティオフ―。

  • 「明日も練習ラウンドのつもりで・・・」谷原のリベンジ宣言を淡々と受けるヤン

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