最終ホールのバーディでプレーオフに持ち込み、1ホール目にフェアウェイから打った2打目をピンそばにくっつけるイーグルで決着させた。
現JGTO会長の青木功が、最終18番のチップインイーグルで逆転し、日本勢初の米ツアー初制覇を達成したのは1983年大会。
39年前の奇跡を彷彿とさせる、日本人2人目の大会制覇に「9番までは相手の勢いが凄かったので。でも、チャンスが来ると思ってやっていた。青木さんがはじめてPGAツアーで勝ったところで勝てて嬉しいです」と、第一声で話した。
松山選手の米ツアー8勝目に際し、JGTO会長の青木功が祝福のコメントを寄せましたので、ここに紹介させていただきます。
「松山英樹選手、PGAツアー8勝目おめでとうございます。
昨年4月にマスターズトーナメントで優勝した後、7月の東京オリンピックに出場して大健闘し、さらに10月のZOZO CHAMPIONSHIPで優勝、そして今回の優勝と、ますますその強さに磨きがかかり、風格漂うプレーぶりと佇まいは、まさにメジャーチャンピオンに相応しい堂々としたもので、感心いたします。
特に、最終日のバックナインに入る時点で5打差がありながらも72ホール目で追いつき、そしてプレーオフの末の逆転優勝ということで、諦めずに追いかける姿に大変感動したと同時に、たくさんの勇気と元気をもらいました。
今回優勝された開催コースのワイアラエカントリークラブは私も過去に優勝した経験があり、当時の自分に重ね合わせて今大会を見させてもらっていました。
そういった意味でも、今回の松山選手の優勝は、私にとっても大変感慨深いものです。
今後、どれだけ優勝するのか、どこまで強くなるのか、そんなことを思わせる今回の優勝だったと思います。今後の益々の活躍を期待しています」
一般社団法人日本ゴルフツアー機構
会長 青木 功