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今度は母国でまた泣いた。ノリスが欧州ツアー初優勝
優勝の瞬間は、いつも感情が溢れ出てしまう。
南アのノリスが自国開催の「スティンシティ選手権」で、欧州ツアー(DPワールドツアー)初制覇を果たした。
2位に4打差をつけてスタートした最終日は2番と4番でボギーと序盤でもたつくうちに、南アのディーン・バーメスターが7番パー4でカップを直撃するチップインイーグルを奪うなど猛追を受けた。
逆転され、一時は2打のリードを許したが、バーメスターが終盤の17番でダブルボギーを叩くなど失速。
後半4バーディで挽回したノリスが最後は3打差つける通算25アンダーで振り切った。
日本ツアーでも、通算6勝のうち、泣かなかった試合を思い出すほうが難しい。
母国開催の今大会では病いから復活した弟のカイルさんがバッグを担ぎ、妻のキャンディスさんと、3週前に生まれたばかりという長女のライリーグレースちゃんと、地元ファンに見守られながらの優勝。
最終日はまれに見る大激戦となったがカイルさんと「勝負を楽しもう。家で子どもたちと遊んでいる時みたいにプレーしよう」などと、励まし合ったという。
「地元の大会で、弟がいて、妻がいて、生まれたばかりの娘がいる。言葉にならないほど嬉しいです」と泣きながら、「今日は大変な1日でした。あまり良いスタートは切れませんでしたが最後に勝てましたので文句なしです」などと、テレビインタビューでも感無量だった。
