先週の「ステインシティ選手権」で欧州ツアー初制覇を達成した。

感泣もまだ乾ききらないショーン・ノリスから、JGTOに喜びのコメントが届いた。

2016年にメンバー入りして、昨季までに通算6勝。

「日本ツアーが僕を大きく育ててくれたと思っており、日本の皆様に本当に感謝しています。いつも応援、本当にありがとうございます」。

先週は、南アフリカで行われた新規大会だった。

「自国で、家族や友達の前で、そして3週間前に生まれたばかりの長女の為に優勝できたことは本当に特別でした」と、優勝スピーチも泣きながらした。

今回の優勝で、世界ランキングは前週の85位から62位に上昇。

「今後さらにランキングを上げる事にフォーカスしながら、ヨーロッパを転戦する予定です」と、展望を語る一方で、当面の航路変更はしなかった。

3月31日から始まる日本ツアーの国内開幕戦「東建ホームメイトカップ」には早いうちからすでにエントリー済み。

「当然、東建には出場しますよ。今年はヨーロッパに出ながら日本ツアーにもできるかぎり参戦するつもりです」と、今週末の再来日に向けていそいそと旅支度。

ワクチンも、日本と自国で合わせて3回接種済みという。

コロナによる渡航制限も徐々に緩和され、うんと身動きも取れやすくなった。

「今年の目標は、4大メジャー含めてより大きな試合で活躍することと、もちろん日本ツアーの賞金王が目標です！」と、のびのびノリス。

選手仲間は畏怖をこめて、彼を「ビースト」などと呼ぶ。

南アの怪物が、2018年から2年続けて今平周吾に破れた雪辱を忘れるものか。

• Ｓ・ノリス