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アジアパシフィックダイヤモンドカップゴルフ 2021

のっぽのナイスガイ。シノットが復活の大チャンス

日本とアジアンツアーの共同主管で行われている本大会で、シード復活を模索している。

 豪州のトッド・シノットが、決勝ラウンドの土曜日を、首位と2差の2位タイで迎える。

 

前日2日目は、難しい大洗で雨中のサバイバル。

あまりに過酷な1日に、5バーディ、1ボギー、1ダブルボギーの「68」で回ったゴルフの内容も、「すごく辛抱強く堪えていたと思いますが正直、あまりよく覚えていません」と、苦笑する。

 

「覚えているのはショートゲームでなんとか食らいついていたということ」と、嘆息したが厳しい条件は、嫌いではない。

 「出身のベルボルンのコースに似ている」と回想し、「こういう挑戦的なコースでプレーするのは実は好きなんです」と、191センチの長身にレインウェアを風雨にたなびかせてニッコリした。


 

2015年にプロ入りし、母国豪州や中国、欧州、アフリカなど世界各国を転々としながら、2017年の日亜共同主管の「レオパレス21ミャンマーオープン」で、ついに悲願の初優勝を飾った。

 

同年から日本に定着したが、2019年春に椎間板ヘルニアで戦線離脱。

復帰の昨年は、コロナ禍も合わさりシード復活とはいかなかったが、今季はQTランク29位から再挑戦している。

 

今週は、アジアンツアーの資格で参戦。

「ありがたいことに、こうしてまた日本ツアーでプレーすることができ、私のゴルフ人生も通常に戻っています。明日以降も耐えるゴルフが続くと思いますが、辛抱強くプレーすることが大事ですね」。

 

今日3日目の第3ラウンドは現在賞金ランキング1位の桂川有人(かつらがわ・ゆうと)と、歴代賞金王の今平周吾(いまひら・しゅうご)と、最終組の一つ前で11時にティオフ。

 

いつもニコニコ人当たりがよく、会場でも常に親友に囲まれて、両ツアーのスタッフからも評判の「イイ人」。

今年2月には、母国ツアーでも初優勝を飾っており、のっぽのナイスガイに再び追い風が吹いている。

 

<本日のテレビスケジュール>

BSフジ

午後0時―130

■カンテレ・フジテレビ系

午後235分―350

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