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ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント 2022
自分のプレーはそっちのけ。宮本勝昌が「思い出アルバム」に挟んだ若手とは
会場の麻生飯塚ゴルフ倶楽部は、プロ2年目の1996年に後援競技の「ゼンリン福岡オープン」でプロ初優勝を飾った思い出のコースである。
26年前に美酒を飲んだ舞台で、裏街道のインコースから出た3日目に、ベストスコアの「65」をマーク。
8位タイで最終日を迎える。
8月28日に50歳になる。
シニア入りを間近に控えた宮本勝昌(みやもと・かつまさ)が、自分のプレーそっちのけで熱く語ったのは、この日同組で回った桂川有人(かつらがわ・ゆうと)について。

今季初優勝で、先々週まで賞金1位を走った23歳である。
「ほんと素晴らしい、ほんと上手い」と、うなりまくって「僕と二回り以上も違う。親子ですよ。最近はそういう、若い凄い選手と回る機会がほんと多くて。またひとつ、僕の思い出アルバムに加えられてよかった」と、大満足していた。
先週の「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」は3日目に@中島啓太さんと回って「まー、かっこいい。ナイスバーディって言ったら、ありがとうございます、って。クリス・ペプラーさんみたい。声までかっこよかった」と、褒めまくり。
「僕の中では石川遼、松山英樹に続く日本の宝の3人に入る」と、こちらもまた感動しきりだった。
「ここ2年で上に来る選手の顔ぶれががらりと変わった。20代前半の選手が一気に増えた」と、若手の台頭を心から喜ぶ。
3日間で通算19アンダーまで行った首位スコアにも感心し、「昔の先輩だったら、こんなにスコアが伸びたら緊張しちゃって、まごまごしちゃうところ。でも、今の子たちはまだまだ、伸ばしそうじゃない?!」。
最終日は最終組の2つ前で、41歳の宮里優作と、22歳の石坂友宏を挟んで、若いリーダーボードを楽しみに見物しながら、49歳の7打差大逆転……も、なくはない。