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ジャパンクリエイトチャレンジ in 福岡雷山 2022

パッティングで開眼⁉︎ 山浦一希が単独首位発進!

福岡県の福岡雷山ゴルフ倶楽部を舞台に第9回『ジャパンクリエイトチャレンジ in 福岡雷山』が開幕した。

午前中はやや雲の多い天候だったものの、午後からは梅雨入りしたとは思えないほどの     晴天が広がり、熱戦が繰り広げられた。

そんな中、好スタートを切ったのは山浦一希。10番ホールからのスタートし、前半を30で折り返すと後半も着実に3つスコアを伸ばし8アンダー63でフィニッシュ。1イーグル、6バーディ、ノーボギーという完璧な内容で単独首位に立った。

今季はABEMAツアーに2試合、レギュラーツアーには4試合出場しているがいずれも予選落ち。思うようなゴルフができずに苦しんでいたが、この日はパッティングが冴え渡った。

「ずっとパッティングが全然入らなくて、それで今日の朝の練習グリーンでスタンス幅を広めてみたらいい感じだったので、今日のラウンドから取り入れました」。

肩幅くらいだったスタンス幅を肩幅よりも広げて構えるようにした。メリットはスタンス幅が広くなると体の大きな筋肉を使わないとストロークできないので、手先の余計な動きを抑えることができる点にあると言う。また、山浦はタイガー・ウッズのパッティングを動画で研究していて気づいたことがある。

「タイガーはスタンス幅は狭いんですが、ある試合で広めに構えていたことがあったんです。それを見て動きやすい構えでアドレスしなければならないんだと思いました。動けるアドレスになったことで、今日のパッティングはかなりいい感じでした」。

福岡雷山ゴルフ倶楽部は初体験という山浦。持ち味の飛距離を活かすには少々厳しいコースだが、そのあたりは練習ラウンドでティショットにメリハリをつけなければ攻略できないと分析している。攻めるところは攻めて、守るところは徹底的に守る。そして訪れたチャンスを開眼したパッティングでものにする。明日もこの必勝パターンでスコアを伸ばしにかかる。

なお、山浦と1打差の7アンダーの2位タイには蛭川隆と大塚大樹の2人。さらに1打差の6アンダー4位タイには中里光之介や竹安俊也ら5人がつけている。