今シーズンは開幕戦から７位タイ、12位タイ、７位タイ、21位タイと安定した成績を残している日高将史。しかも初日の順位だけを見ると４戦中３戦で５位以内でスタートしている。

この日も６アンダー65をマークし首位とは２打差の４位タイ。５戦中４戦で５位以内からのスタートとなった。それだけ今季はゴルフの状態がいいのかと思いきや、意外とそうではないらしい。

「ゴルフの調子自体は実はそれほど良くはないんです。その中で好スタートを切れているのは、無理な攻めをしていない点にあるのかと。もちろん攻めたい気持ちはあるんですが、今の自分の状態を考えてきっちり守らなければならないところは我慢のゴルフをするように心がけています」。

タイプ的にバーディ数が多いプレーヤーではないので、いかにボギーを打たないかが自分のスタイルだと日高。危険度が高い状況に遭遇したら徹底的に守るという判断は経験値が成せる技だ。また、今大会は歴代チャンピオンであり、攻めどころ守りどころはきっちり頭に入っている。本調子ではないものの、優勝を狙える条件は整っている。

• 日高将史