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JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 2022

ゴミを集め、靴を揃え、運を拾う。昭和の49歳、宮本勝昌の「令和ですよ!」

選手会の主催試合でベテランの元選手会長(2008―2009年、2011年)が、リーダーボードに居座った。

6番のパー5で手前のラフからチップインイーグルを奪うなどボギーなしの「65」。
宮本勝昌が7アンダーの2位タイにつけた。




周りをぐるりと見回し「上位はほとんど20代の選手ばっかり。いつも以上にフレッシュな顔ぶれ」と、嘆息したが、昨年の初回大会では3日目の最終18番パー4でチップイン。神業イーグルで沸かすなど、2位タイの成績を残している。


選手会のアイディアが詰まったイベント満載の大会で、「俺が主役だくらいの気持ちで、みんなでアピールするチャンス。お祭り的な要素を入れてもらいつつ、トーナメントの意識を持ってやってもらえば」と、若者に奮起を促しつつ、「脅威の49歳と呼ばれるくらいの勢いで」と、自身も再び主役を張る気配でいっぱいだ。


来月の8月28日に、50歳の誕生日を迎えてすぐ、9月8日ー10日の「コマツオープン(石川県・コマツCC)」でシニアデビューを予定する。

その目前に、先週の「スターツシニア」で藤田寛之がシニア初V。
「藤田さんにとっては8年ぶりということで、凄く嬉しかった」と、共に芹澤信雄に師事してきた“兄弟子”の活躍を、我がことにように喜ぶ。

「ここ数年は苦しんでいたけれど、それでもレギュラーツアーにこだわり続ける姿は三浦知良さんみたいでカッコイイ」と、自身の来たる日も心待ちにする。


「できることならレギュラーツアーで結果を出してシニアに行きたい」と、カウントダウンを打ちながら「シニアに行っても、おまえ来なくていいよと言われるような数年間を過ごしたい」と、夢のシニアライフを描く。


「50歳になっても運がいっぱいありますように」と、大リーグの大谷翔平さんを見習ってそこら中のゴミを拾い、最近ではロッカールームの脱衣場で、選手たちの靴を整頓するのは23歳の桂川有人(かつらがわ・ゆうと)の影響だ。


ある日、他人の靴を揃えている桂川を見て、改めてその人柄に感心。
今季の彼の好成績も日頃の行いと確信した。

「でも今日、明日は桂川くんが先にティオフなので。僕が行く時にはもう片付けられちゃってんです」と残念そうに「昔、スポーツ界では性格の良い人は活躍できない、と言われた時代もあったけど・・・令和は違う!」と、昭和生まれの49歳が断言。
自分の息子みたいな年齢にも貪欲に学ぶから、いまだ一線で活躍できる。


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