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南秋田カントリークラブみちのくチャレンジトーナメント 2022

3度目の正直なるか!? 木下康平がトップタイで最終日へ

南秋田カントリークラブを舞台に行われた『南秋田カントリークラブみちのくチャレンジトーナメント』の大会2日目。

まず第1組でスタートした木下康平が猛チャージを見せた。

首位とは3打差の11位タイからスタートした木下はインコースを2バーディ、ノーボギーの33でラウンド。この時点で若干の手応えがあった。

「難しいインコースで2つ伸ばせたので、今日はもしかしたらいけるかなという感じがありました。ただ、内容的にはあまり覚えていないというか、暑さを凌ぐのに必死で、なんとなく乗ってくれて、それがなんとなく入ってくれたという感じなんです」。

訪れたチャンスをしっかりものにできたのは、長尺パターの先輩でもある富村真治からアドバイスをもらっていたからだ。先週の試合で左の肘の位置を指摘されて、それを今週の試合が始まる前日に試してみた。そうしたら、それまで感じていた違和感が消えて、優勝争いを演じた『大山どりカップ』のときと同じフィーリングが戻ってきた。


また、今年の南秋田CCはラフが深く、各選手が苦しんでいるが、木下ももちろんその部分は警戒している。

ただ、警戒しすぎると、今度はスイングに悪影響を及ぼすため、いい意味で警戒し過ぎないようにしている。そこには木下が今年から実践しているマネージメント方法があった。

「コースを半分に分割して、ピン位置に対して右サイドか左サイドかを狙いを限定して攻めるようにしています。フェアウェイキープに固執せずに、ピン位置に対してどこからの方が打ちやすいかを考えるマネージメントをしています」。


今シーズンは2度優勝を狙える位置で最終日をむかえながら、共に大きく後退してしまった。もちろん狙うは優勝だが、気負うことなく、明日の最終日は自分のゴルフと正面から向き合いたい。そうすれば勝っても負けても、自分の中の不安要素は何なのか、足りていないものは何なのかが見えてくるはずだ。