最初の戸惑いも、若手の台頭も手伝い、今や大会では当たり前の風物詩となった。
福岡・芥屋(けや)の画期的なトーナメントで、音楽に合わせて地元キッズも大活躍だ。
最終日の1番ティを選手たちと一緒に入場する「キッズエスコート」は3年ぶりの実施。
コロナ禍に配慮し、手はつながず、寄り添いながら歩く形式を取ったが緊張で、なかなか足並みが揃わない子も。
プロたちは、たまらず小さな手を取り導いたり、背中に手をやり優しく促したり、声をかけたり、つかの間のひとときを子どもたちと楽しんだ。
なんとか大役を終えたキッズたちは、このあと午後から、初心者用具を使った「糸島市スナッグゴルフ大会」で腕を競う。
最終組のプロが回り終えた10番ホールで未来の夢を追いかけ熱戦を繰り広げる。
朝日放送系列が主催する大会では早くから、ジュニア育成の推進を掲げ、当時17歳の石川遼の最年少ツアー優勝記録を呼んだ。
今年も、6人の高校生が出場の機会を得て、地元沖学園高校3年の林田直也さんが唯一、予選を通過。
決勝戦の舞台で孤軍奮戦している。
そのほか、スタートの選手紹介アナウンスや、選手の組でスコアチェックをするスコアラー、速報ボードを持って歩く係など、たくさんの地元高校生たちも大会運営のお手伝いで夏休みの思い出作り。
プロたちは、子どもたちの明るい笑い声もBGMに、最終日の戦いに挑みます。