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PGM Challenge 2022

高野碧輝が鬼門の2日目で初の60台!最終日の男が5打差を追いかける

『ダンロップフェニックストーナメントチャレンジinふくしま2022』で最終日に63をマークしてベストスコア賞の獲得と共に4位タイに入った高野碧輝。今週も好調は継続しているようで5アンダー67でラウンドし、通算8アンダーの6位タイにつけた。

安定感の高いプレーを見せている高野だが、実は今季は2日目のプレーが鬼門となっていた。ここまでABEMAツアーでは9試合に出場して予選通過が5試合。その5試合のうちの3試合は福島を含めて60台でラウンドしているのに対して、予選落ちの4試合は全て2日目に大きく崩してしまっている。『南秋田カントリークラブみちのくチャレンジトーナメント』では初日66からの2日目78で予選落ちをしている。決してゴルフの調子が悪いわけではないのに、2日目で叩いてしまう。その恐怖感が無意識にプレーに作用していたのかもしれない。

 

そんな高野がここ2試合は自信を持って2日目をプレーできている。その要因の一つはスイング面で意識していることがあり、それがいい方向に働いている。

「今まではテークバックで右膝をフリーにしていたんですが、それを止めるわけではないんですが、ちょっと我慢して打つようになってから安定感が増したように思います」。

 

スイングに対する自信が今季初の2日目60台につながった。予選さえ通れば、最終日は高野らしい思い切りのいいゴルフが約束されている。

「思い切って攻めるには5打差くらいはちょうどいいかもしれません」と、笑って答える高野の明日の猛チャージに期待したい。