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PGM Challenge 2022

呉司聡は意地の4連続バーディも1打及ばず

最終日は5打差を追いかける立場だった呉司聡。途中トップタイに並ぶも、13番ホールでOBを打ってしまいダブルボギー。これが最終的には響いた。ただ、上がり4ホールを4連続バーディとして大堀裕次郎にプレッシャーを与えるあたり、今後の活躍に大いに期待が高まる最終日のプレーとなった。

 

まだ聞き慣れない呉司聡(ご・しそう)と言う名前を覚えておいて欲しい。今季レギュラーツアーで優勝を飾った大西魁斗と同じく、米国でゴルフの腕を磨き、その後日本でプロ転向を果たした逆輸入プロゴルファーだ。

両親は中国人で日本に帰化し、神奈川県在住。呉は「日本生まれのアメリカ育ちのような感じで、名前は中国なんで複雑なんです」と笑いながら話すが、ゴルフへの気持ちはかなり強い。米国にもゴルフと語学の両方を学ぶために単身渡米すると言う行動力の塊。昨年の6月に日本でプロ転向し、ようやく日本のゴルフ、日本のコースに順応してきた。

攻撃的なゴルフはこの日の上がり4ホールでも証明された。残り4戦、優勝の可能性は十分。魅力溢れる呉のプレーに注目したもらいたい。