今季は安定した成績を残しているものの、優勝がない嘉数光倫。先週の『エリートグリップチャレンジ』では、久々のトップ５フィニッシュで、賞金王争いに踏みとどまった。

「先週の試合は面白かったですね。プレーオフは見応えがありました。小木曽くんが抜けちゃったので、（今週を含めて）残り２戦、優勝するしかないわけじゃないですが、やっぱり優勝がベストだと思っているので、そこはがむしゃらに向かっていきたいと思っています」。

５月、６月頃はいつ優勝してもおかしくない状態だったのが、夏を経て調子を落としていた嘉数。ただ、やっと最近になってゴルフの状態が戻りつつある。そう感じ始めた矢先の先週のトップ５フィニッシュだっただけに、モチベーションは否応なく上がっている。

嘉数曰く「今シーズンは自分の中でいい感じで回れる予感がある時は、本当にいいスコアが出せているので、今週もそういう感覚があるのでやれるかなと思っています」。

賞金レースの結末を最終戦まで持ち込むためにも、今週は正念場になる。