「毎日やっちゃってるんですよ…」とこの日、2番で今週3個目のダブルボギーは痛恨か、といえばそうでもない。
「このルールにめっちゃ助けられています」。
最初、右の崖下から打った3打目が、逆の左のカラーまで行った。今度パターで狙った第4打は、「打ち過ぎた!」と、再びまた右の崖下に。5打目でカップインを狙ったが、登り切らずにまた傾斜を転がり落ちた。
「6打でもまだグリーンに乗ってなかった。8か9打はかかったんじゃないか?」と、ストローク戦なら大けがになるところ。
でも、今回はダブルボギー以上はすべて減点3止まりで、あとはボールを拾っていいルールだ。
おまけに後半は、12番のイーグルで5点を追加。
ポイント制の恩恵を最大限に生かして優勝争いに加わった。
ツアー初優勝を飾った昨年5月の「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」もまた、選手会主催の新規大会だった。
「選手一人一人が主役になって盛り上げていかないといけない」と、成績だけでなく、コース上のパフォーマンスも一生懸命。
また黒澤光キャディは、先週の河本力(かわもと・りき)を担いで優勝したばかり。
「今週もワンチャンあるね」と、キャディさんの2週連続Vと、JGTO提供の「帯同キャディ賞」も視野に入れた。
今週水曜日には、次週の米「ZOZOチャンピオンシップ」の主催者推薦選手が発表され、2年連続の出場も決まったばかりだ。
「今週、勝って行きたい」。
通算2勝を手土産に、日本開催の米ツアーに乗り込む。
※JGTO主催、選手会共催の新規大会「For The Players By The Players」は、史上24年ぶりとなるステーブルフォード方式(ポイントターニー)を採用。パー0点、バーディ2点、イーグル5点、アルバトロス8点、ボギーはマイナス1点、ダブルボギー以上マイナス3点で換算し、その総得点を競います。