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セガサミーカップゴルフトーナメント 2006

チャンピオンの素顔

優勝インタビューのタイミングを間違えて照れ笑い
1メートルを超える大物をヒットしたこともあるという釣りは20歳でパタリとやめてしまい、葉偉志の現在の趣味は「パター収集」。欧州ツアーを転戦していたころクラシックパターにはまり、いまではコレクションが300本を越えるという。

中古ショップで掘り出しものを見つけるのが楽しみだそうで、今回の優勝賞金2400万円はそのほとんどを妻・蔡玉如さんにプレゼントするつもりだが、「僕にもお小遣いをもらって、またパターが買える」と、無邪気に喜んだ。

葉偉志(よう・いし)プロフィール
台湾の新淡水カントリークラブで母と一緒にキャディの仕事を始めたのをきっかけにゴルフにはまり、14歳から本格的にクラブを握った。
1994年、21歳でプロ転向。
アジアのツアーで腕を磨き、2000年にアジアと欧州ツアー共催のベンソン&ヘッジスマレーシアオープンで、ツアー初優勝をあげた。
その資格で2年間の欧州ツアーカードを手に入れ、その年の全英オープンで初のメジャー舞台も踏んだ(予選落ち)。

同ツアーのシード権が切れた2002年に、日本ツアーへの参戦を決意。
出場優先順位を決めるファイナルクォリファイングトーナメントに挑戦。同ランク5位に入って出場権を獲得し、本格参戦1年目の2003年ANAオープンでツアー初優勝をあげた。
最終日、1打差で迎えた18番グリーンで10メートルのバーディパットを決めて、ジャンボ尾崎を逆転で退けた劇的シーンは今でも関係者の間で語り継がれるほど。

今年は、シード3年目。
「日本が大好きだから、しばらくここで頑張ります」。
妻と長女を台湾に置いて単身、戦いを続ける。

  • 里見治・大会会長から受けたセガサミーカップ

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