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中日クラウンズ 2023

逆転負けの星野陸也「あれは神業」圧勝の岩田を称える

1差の単独首位から出た星野陸也は、2バーディ1ボギーの「69」と伸ばせず、3打差の通算12アンダーで、岩田寛に逆転負けした。

前夜から降った雨が、流れを変えた。


「自分だけではないんですけど、フェアウェイが相当、柔らかくなっていたので、前半はセカンドショットが突っかかっちゃった」と、ショット後に手を離して、痛恨の表情を浮かべる場面が幾度も。

微妙な距離のパーパットを打たされるばかりで、どんどん離されていった。

それでも「まだ分からない。なんとか自分もしっかりやろう、としていたんですけど、岩田さんも完璧なゴルフをしていて、これは強いなと」。


特に終盤。4つもリードがありながら、左のバンカーからピンそばに寄せた17番の岩田のパーセーブに「あれは神業」と、脱帽した。

「手前の土手でワンクッションさせて、という・・・。あの場面であそこには寄せられない。本当にハンパないなあ、って。あそこも攻めるっていうのは相当自信があるんだな、っていう。さすが和合で勝っているだけはある」と相手への感心と尊敬が、無念を上回る。



「悔しいですが、ショットも、クラブもここ2、3年の中ではより納得している感じがある。プラスに捉えて次こそは。いつか自分も、2位に寄せ付けないくらいのゴルフができるようにもっと練習してきます」。


今大会をいったん区切りに、昨年の賞金2位での出場資格がある欧州・DPワールドツアーに再合流する。

先週の「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」は最終日を2打差の4位で出ながら、23位に陥落している。

2週続きの敗退は、海の向こうで一気に晴らす。

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