記事

JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP CHALLENGE in FUKUI 2023

鈴木晃祐が逃げ切りで今季ABEMAツアー2勝目!

8アンダー単独首位からスタートした鈴木晃祐が1アンダー69でラウンド。後半はパーセーブを繰り返す苦しい展開となったが、後続を1打差で振り切り今季2勝目を2試合連続優勝という形で手にした。

 

「自分では(優勝を)意識していたわけではないんですが、朝の練習場で(体が)動かないというか、やっぱりこわばっているのかなというのは感じていました。それもスタート前には解消できていたんですが、ちょっと違う感覚がありましたね。2番、5番とバーディが獲れて、最初の頃はガツガツいけていたんですが、後半はグリーンを外して、アプローチで耐えることが多くなったので苦しかったですね」。

 

伸ばしたくても伸ばせなかった後半は9ホール全てがパー。周りの状況は掴めずにひたすらにパーを重ねていた。

16番ホールで初めてボードを見て、そのときに1打差になっていたので驚きました。17番でもチャンスを決めきれずで、18番はバーディを獲らないと勝てないと思ったんですが、なんとか勝つことができました」。

 

これで今季2勝目。年間3勝をあげれば、その時点でレギュラーツアーへの出場資格を得られるが、その可能性はさらに高まった。普段は柔らかい雰囲気で、ニコニコと話す姿が印象的だが、ゴルフになると違うスイッチが入るようで、仲間からは“変人”と呼ばれているよう。もちろん良い意味でだが、ゴルフになると負けず嫌いな自分が出てくるようだ。

「あまり気にしない性格だと思います。切り替えが早いというか、常にポジティブで、そこはゴルフには活きているのかもしれません」。

 

中島啓太や蟬川泰果ら同世代の選手が先行して活躍している中で、刺激を受けつつも自身は追いかける立場だと話す鈴木。ただ、彼らの背中はしっかり見える位置にいる。今回の優勝で『ミズノオープン』と『JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品』への出場権を得た。出場するかは他のスケジュールを考慮しつつこれから決めるとのことだが、レギュラーツアーで鈴木の活躍を見られる日はそう遠くはないだろう。