記事

JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP CHALLENGE in FUKUI 2023

黒川ツインズの兄・逸輝が初めての優勝争いで感じたもの

トップと4打差はあったものの、自身初めてと言っていい優勝争いを演じた黒川逸輝。この日は4バーディ、3ボギーの1アンダー69と伸ばせそうで伸ばせずに悔しい思いをした。

 

「5番までは良い感じで行けたんですけど残念です。(鈴木)晃祐が噛み合ったら優勝は難しい位置だったので、とりあえず自分らしく、丁寧にやることだけを心がけてやりました。これまでは最終日にスコアを落としてしまうことが多かったんですが、今回は落ち着いて自分らしくできた点は一つ自信になりました。でも、勝つためには爆発できるような力が必要だと思いましたし、そのためにはアイアンのショット力が課題かなと感じました」。

 

目標はもちろんツアーでの優勝だが、もっと言えば双子の弟・航輝と共に優勝争いをすることだ。今回、残念ながら弟・航輝は予選落ちに終わったが、いつの日がその夢を実現するために切磋琢磨している。今は練習環境を求めて兄弟で兵庫県に在住。同居しながら、ゴルフに打ち込んでいる。

「兄弟で喧嘩もしますが、友達と違って変な気を使わなくていいので、本当にいろんな意味でプラスに働いていると思います。スイングに関しても、癖やいい部分など一番知っている相手なので、お互いにコーチのような存在なのかもしれません」。

 

女子ツアーでは岩井ツインズが活躍しているが、男子ツアーでも負けじと黒川ツインズが旋風を巻き起こしてくれそうだ。