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太平洋クラブチャレンジトーナメント 2023

早くもリベンジのチャンス!生源寺龍憲がバーディを量産しトップタイ

8バーディ、4ボギーと言う出入りの激しいゴルフながらトップタイの好スタートを切ったのは生源寺龍憲。

生源寺はABEMAツアー第3戦目の『JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP CHALLENGE in FUKUI』で初日トップに立ちながら、2日目に大叩きし、まさかの予選落ち。その時のリベンジを早くも果たす機会が訪れた。

「江南コースは林間コースなので、特に今日みたいな風の強い日はやらなきゃいけないことが明確になるので、無風よりも意外とまわりやすいかもしれないです。もちろん風の強さによって難易度は変わると思いますが、変に無理することなくラウンドすることができました。前回はちょっと空回りしちゃったので、今回は落ち着いて、しっかり取れるところを取ってと言う感じのゴルフをすれば、いいところで終われるんじゃないかと思っています」。

 

オフに肉体改造を行い、スイング自体も変化している中で、結果を出すには成功と失敗を繰り返す必要があると話していた生源寺だが、さすがにトップスタートからの予選落ちはこたえたよう。ただ、やったことに対して後悔はしていない。高みを目指すには苦しい思いも当然しなければならない。もしかしたら今週も苦しい思いをするかもしれない。ただ、生源寺はそこから逃げることはしない。

 

生源寺、宇喜多飛翔、竹内大と並びトップタイの好スタートを切ったプレーヤーがもう一人。52歳の宮瀬博文だ。主催者推薦での出場だが、太平洋クラブ。江南コースは何度もラウンドして熟知している。それを加味しても若い選手に混じってのトップスタートは驚きだ。

「上出来です」と謙遜するも、今日の強風の中でこそ熟練の技が光った。

「今日はパットが良かったですね。12番で2m13番が4mのパーパットが入ったので、やっぱりそういうのが入ると流れが良くなりますよね。あとはちょっとゴルフをやる時間が空いたので、それで新鮮になるというか。歳をとると余計なことばっかり考えちゃうので、それがなかったのが良かったのかもしれませんね」。

 

若い選手と一緒の舞台で試合に出る。そこから得るものに期待し推薦出場をしていると宮瀬。若い選手のゴルフ観だったり、飛距離だったり、様々な部分から刺激を得ていると言う。そんな新しい刺激を自らの力に変換する術は流石だ。明日以降もベテランならではの技を若い選手に見せつけてもらいたい。