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太平洋クラブチャレンジトーナメント 2023

得意のパッティングを武器に22歳の吉本翔雄が単独首位!

今年の春に大学を卒業したばかりのルーキーが早々に初優勝に王手をかけた。この日は6バーディ、1ボギーの5アンダー66をマーク。風が強かった初日とは激変したコースにも柔軟に対応し、通算8アンダーまでスコアを伸ばした。

 

「2日間、本当にパッティングがいいですね。1m2mくらいのパットをしぶとく決めることができたのが大きかったと思います。明日はすごく緊張すると思いますが、なるべく緊張を抑えていつも通りの気持ちでまわれるように心がけようと思います」。

 

好調のパッティングには裏付けがある。香川県出身で山口県の至誠館大学を卒業後、現在は大阪在住。ゴルフに関してアドバイスを受けているのが関西のトップアマ・井関剛義氏だ。歴代日本ミッドアマチャンピオンであり、パットの名手として知られる井関氏からは「ヘッドを低く出す」ことを指導されており、その鍛錬の成果が今週の結果につながっている。

 

昨年は目標としていたプロテストに失敗したことでゴルフに迷いが生まれてしまった。その影響から、QTではサードで敗退。その際には球筋に迷いがある状態で試合にのぞんでしまったため、スコアメイクすることができなかったと振り返る。そんな苦しい経験を経て、ルーキーイヤーとなる今季は、ABEMAツアーでの優勝を目標のひとつに掲げている。そのチャンスが早々に巡ってきたことになる。プロ2戦目の吉本が快挙に向けて明日の最終日に挑む。