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太平洋クラブチャレンジトーナメント 2023

疲れを取りきらないのか秘訣!生源寺龍憲がフィジカル面の新発見で開眼

4アンダー首位タイからスタートした生源寺龍憲が、3アンダー68でラウンド。昨日は4つ叩いたボギーを1つに抑えて着実にスコアを積み重ねた結果、首位と1打差の2位タイにつけた。

 

「今日は朝からガンガン行ける感じではなかったので、攻める気持ちを15%くらいに抑えて、セイフティにプレーしました。パーオンは17回して、ボギーは一つだけでしたが、今日はフェアウェイに行かなくて、なかなかチャンスを作れなかったですね。風が午前中と午後で違ったのもあって、決め打ちできず、自信を持って打てるショットが少なかったので、ボギーを打たないように心がけました」。

無理に攻めることなく、自らの調子も加味して、計算通りの安全運転で優勝圏内にとどまった。『JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP CHALLENGE in FUKUI』での失敗(初日トップからの予選落ち)が、大きな糧になっていることは間違いない。

 

連戦が続く中で、生源寺流の体のケアは「疲れを取りすぎないこと」だ。オフからフィジカル面の専属トレーナーと契約し、体のコンディショニングに関する考え方が変わった。

「以前は疲れを取ることを重視したケアをしていましたが、今は自分の体の状態に合わせたストレッチなどを取り入れています。言葉にするのが難しいんですが、マッサージなどで体の疲れを取ることは難しくないんですが、それをしてしまうとその日、調子が良かった体の状態までリセットしてしまうことになるので、疲れを取りきらない感じです。自分にとっての体のいい状態に戻すためのケアを試合後に行うようにしています」。

 

明日の最終日は当然緊張するだろうが、生源寺は考えうる不安要素を取り除く術を知っている。万全の状態でのぞむ、優勝争いに注目したい。