今季の金子はレギュラーツアーで７試合に出場し、５試合で予選を通過。もちろん満足できる結果ではないが、最低限のラインはクリアしてきている。ただ、ABEMAツアーに関しては初戦の『Novil cup』で３位になって以降、２戦連続の予選落ち。今週は連続予選落ちを止める意味でも気持ちが入っていた。

「先週（ASO飯塚）の３日目くらいからティショットがよくなって、それが今週も続いているので、チャンスにつく回数が多くなりました。あとはパットが入ってくれればという感じで、いくつか取りこぼしも今日はあったので、そのあたりは明日以降の課題かと」。

この日の金子は８つのバーディを取っているものの、３ホールあるパー５は全てパー。それを反省点と捉えるか、伸びシロと捉えるかは本人次第だが、確実にゴルフの調子が上がってきているだけに、ポジティブに捉え明日は攻めのゴルフを展開しそうな予感がする。

金子がとにかくこだわりたいのが「勝ち」だ。2022年の『大山どりカップ』で最終日を首位タイでスタートしながらプレーオフで敗れた。そこから勝つ雰囲気から遠ざかってしまった感があるため、このあたりでその空気を払拭したい。貪欲に勝ちを目指す金子のプレーに注目だ。