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ジャパンクリエイトチャレンジ in 福岡雷山 2023

プレーオフで敗戦の2人も悔しさはありながらも次戦に向けて好材料が!

最終18番ホールで気合でバーディを奪い、通算13アンダーで先にあがっていたのは平本世中。最終ホールまでスコアを確認することなくプレーし、最後に自分の位置を把握し、気持ちを入れ直した。

「最後は気合が入っちゃいました。今日の目標は7アンダーでした。でも前半が2アンダーで、トップも伸ばしていたこともあり、優勝はそんなに意識はしていませんでしたが、それが逆にのびのびできていいスコアにつながったのかなと」。

 

プレーオフでは惜しくも敗れてしまったが、それでも今季はABEMAツアーで予選落ちはわずか1試合のみと安定感の高さが感じられる。今回の優勝争いでさらに自信を深めたことは間違いない。

 

もうひとりの敗者、服部雅也も「ここまできたら勝ちたかった」と表情を歪めた。

この日は最終日、最終組。前日に話していたように緊張感が程よい集中力を生み、粘り強いゴルフを展開した。

ただ、同組の古川龍之介が前半順調にスコアを伸ばしたため、折り返し時点で差は4ストロークになっていた。

後半古川がトラブルになり、一気に差が縮まったが、それでも服部は要所要所でパットが決まらず、抜け出すことができなかったのが残念。そこが敗因の一つと言えるが、確かな手応えを得たことは間違いない。


ずっと調子が上がらず、今週はABEMAツアーで初の予選突破という状況だっただけに、この優勝争いが浮上の大きなきっかけになるだろう。