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南秋田カントリークラブみちのくチャレンジトーナメント 2023

生源寺龍憲が他を圧倒するゴルフで今季2勝目!レギュラーツアー出場へ王手

トップとは2打差の2位タイからスタートした生源寺龍憲。この日は8バーディ、ノーボギーの63という完璧なゴルフで2試合連続優勝を手繰り寄せた。特に圧巻だったのは16番からの上がり3ホールの連続バーディだ。混戦模様だった試合を一気に決着させた。

 

「今回は勝ち切った感じがあって嬉しいですね。今日1日ショットは良くて、チャンスにもついていましたし、いいところでいいバーディも獲れました。僕的には11番の難しいパー4でバーディが獲れたのは大きかったと思います」。

 

勝ち切れるゴルフができている要因を勝負所、決め所でしっかり獲れている部分だと分析している。

今季2勝目、2試合連続の優勝で今季の目標としていた年間3勝によるレギュラーツアー出場資格に王手をかける形になった。ただ、生源寺に言わせてみれば「勝って当然」「なぜ勝てない」という思いで試合に出続けている。それだけに、年間3勝はもちろん目標だが、もっと先を見据えてゴルフに取り組んでいる。

「スコアだけ見ると、調子いいねと言ってくれるんですが、僕の中では調子がいいとは思っていないですし、まだまだやらなければならないこともあります。ただ、レベル的にはABEMAツアーに出場している選手の中ではネクストレベルにいけている感じはあります」。

 

勝って当たり前。なかなか口にすることができない言葉だが、それを平然と口にできるのはそれだけの努力をしているからだ。同じトレーナーに見てもらっている成冨晃広も「めちゃくりゃ練習するんですよ。自分がダメみたいな感覚になります」と生源寺の練習量のことを話している。実際、生源寺も練習量に関しては「気が狂うほど練習はしていると思います」と話す。とにかく納得できるまで練習する。生源寺の中には「これくらいでいいや」という言葉は存在しないのだ。これまで、サッカーやドッジボールなど、色んなスポーツをやってきた中で、ゴルフだけは突き詰めようと思えていると言う。自分自身が全ての責任を負う点も性が合っているとのこと。

 

ゴルフに対して誰よりも向上心を持ち続けられていることが生源寺の強さの秘密なのかもしれない。年間3勝目はもはや時間の問題と言える。