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Sansan KBCオーガスタゴルフトーナメント 2023

きっかけは阿久津未来也!ベビーラウンジが会場内に登場

 1973年の第1回大会から今回で節目の50回目を迎える『Sansan KBC オーガスタゴルフトーナメント』は常に色々なことに挑戦し、ギャラリーサービスの充実とオリジナリティを高めている大会だ。今年も朝ヨガイベントにバルーン、HKT48によるLIVEなどイベントが盛りだくさん。会場内様々な場所で催しが行われているが、芥屋ゴルフ倶楽部の初日の気温は正午時点で34度。猛暑日に迫る厳しい暑さとなっている。そんな中、会場内には幼い子どもを連れたギャラリーの方々に心強いサポート、“ベビーラウンジ”が18番グリーン裏にお目見えした。

未就学児と一緒に観戦に来たファミリー向けとなるこのラウンジでは、子どもたちが遊べるボールプールの他に、おむつ替えや授乳ができるスペースが設けられている。

 

その発案者となったのは、プロ8年目の28歳、阿久津未来也。



未婚の彼がなぜ、という気もするがきっかけは同じツアーメンバーであるスコット・ビンセントからの相談。

昨年開催されたある大会では、クラブハウスの大きさや新型コロナウィルス感染拡大の影響もあり、ハウス内への入場は選手とキャディのみだった。応援に来ていたスコット・ビンセントの妻、ケルシー夫人とそのお子さんもクラブハウスに入ることが出来なかったために子どものおむつ替えの場所を探すのにも一苦労。その後、大会関係者に相談しクラブハウス内でケアをすることが出来たそうだが、この話を聞いた阿久津は、「会場内で子どもの面倒を見るお母さんへのプライオリティがあってもいいのでは」と思ったそうだ。

 そんな思いを今大会の事務局長である九州朝日放送の竹内さんに話したところ、「今まで、多くの家族に来て欲しいと思って色々とやってきましたが、ニーズが見えていなかったのかな」と、その意見をすぐさま取り入れ今大会で設営されることになった。

「こんなすぐに形になるとは思っていなかったです。ビンセントにも見せてあげたいです。」と阿久津は笑顔を見せた。


設営場所は、18番グリーン奥にあるスコア提出所横である。同じ区画にすることにより主役は選手であり、子どもを連れた家族であるというシンボルになることも狙いだ。

未就学児のお子様とともに観戦に来られた際は、是非お立ち寄りください。



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