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PGM Challenge 2023

ホストプロとして恩返しを!日高将史が2015年以来の優勝に王手

首位と1打差の3位タイからスタートした日高将史が、6アンダー65をマーク。通算13アンダーとして、2位以下に2打差をつけて単独首位に立った。

この日の日高は7バーディ、1ボギーの65という内容。朝から強風が吹く難しいコンディションの中で、ひたすら自分のゴルフに徹したことがこのスコアにつながった。

 

「今日はやっぱりアプローチ、パターが良かったですね。そのあたりが思ったようにできているので、本当に上出来です。風が難しかったですね。特にインコース(前半)は横風が多いイメージで、打ち出す方向を意識してプレーしていました。ただ、自分のプレーができればアンダーパーで回れるかなと思っていたので。あまりプレッシャーをかけ過ぎずに1打1打に集中してやろうと思っていました」。

 

プレッシャーがかかる理由は優勝争いだけではない。今大会のホストプロとしての重責を担っていることもある。ホストプロがその大会で活躍することは難しいことで、見えないプレッシャーがのしかかる。もちろん日高自身にもその意識はあったが、今週に限ってはレギュラーツアーでのリランキングが終わり、後半戦はABEMAツアーに集中する心構えができたタイミングでもあったため、いい意味で気負いは無くなっていた。

「毎年お世話になっているので、PGMの皆さんにも喜んでもらえるように、集中して、チャンスなので優勝を狙っていきたいです」。

明日も伸ばし合いが予想されるが、2015年以来の優勝に向けて、早い段階でいい流れを掴むことが勝つための鍵と言える。

 

そんな日高を2ストローク差で追いかけるのが今季2勝を挙げている生源寺龍憲だ。この日は6バーディ、2ボギーの4アンダー67。首位と2打差の2位タイときっちり今季3勝目を射程圏内におさめている。

「今日は風のジャッジが自分の判断と違う風が吹いていたりで。どういう球を打っていくかが噛み合わず、グリーンを外す場面も多かったです。ただ、なんとかアプローチで耐えることができました。もう少し伸ばしたかったですが、最後はいいバーディが獲れて明日につながると思います」。

先週の悔しい負けのリベンジを早くも果たすチャンスが訪れた。今季3勝目を挙げ、ABEMAツアー卒業なるかという点に明日は注目したい。