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PGM Challenge 2023

この位置で戦える喜びを噛み締め、今野大喜が首位と2打差の2位タイ

8バーディ、ノーボギー。この日のベストスコアとなる8アンダー63をマークし、首位と2打差の2位タイに順位を上げたのは今野大喜だ。

痛めていた股関節の状態は徐々に良くなりつつある。一時はまともに歩くことさえも難しかったが、取り入れた初動負荷のトレーニングの効果が出始めている。

今季はそんな怪我の状態もあり、思うような成績を残せずにいるが、以前のような変な焦りはない。

「欲を言えば優勝したいと思いますけれど、僕の中では去年怪我をしていて、今のこの時期にここまでゴルフができるとは思っていなかったので。それを考えるとこの位置でやれていることがすごくラッキーだし、焦る必要もないと思っています。明日は明日で自分のゴルフをやって、15位以内に入れば次の試合に出られるので、まずはそこを目指して頑張りたいと思います」。

 

股関節の怪我に関しては遺伝的なものもあり、先天的に股関節部分の受け皿が小さく、はまるべき骨がはまりきらないことも原因になっていた。以前は、それを補おうとトレーニングに注力したこともあったが、それが逆効果だったと振り返る。ただ、今は全ての原因がわかり、自分に適したトレーニング法に辿り着いた。やるべきことが明確になっているがゆえに、いい意味で迷いがなくなり、以前よりもゴルフが楽しく、そして集中できていると今野。明日の最終日は、どれだけ無欲とは言え緊張はするはず。その緊張を心から楽しむことができれば、優勝のチャンスは大いにある。