記事

PGM Challenge 2023

推薦出場の伊藤誠道が自信をつかむ2位タイフィニッシュ

今季出場機会が限られている伊藤誠道が3日間通算16アンダーとして2位タイに入った。プロ11年目にして、初めてまともに試合に出られないシーズンをおくっている伊藤だが、それを逆手にとって、自らのゴルフをリセットする年と考えている。今回はその効果を試す絶好の機会となったが、見事に結果を残した。

 

「ゴルフは今年はいいですよ。良くはなっています。ずっとティショットに悩んでいて、幅にいないと勝負にならなかった。それで今年、出場機会が少ないので、まず肉体から変えて。見た目だとわからないと思いますけど160キロくらいスクワットで上げられるくらいになっているんです。あとは去年からコーチを不在にしています。自分でゴルフを考える能力が低かったなと思って。それで勉強して、自分で考えて、自分の中でこういうスイングがしたいという軸ができて、今はそれをブラさずにできていると思います」。

 

結果的に優勝には1ストローク足らずの2位だったが、当初設定していたノルマは達成したと伊藤。

「初日は60台、2日目に二桁にのせる、そして3日目は6アンダーで回るという目標は達成できたので、欲を言えば優勝したかったですけど、自分がやるべきことはできたかなと思っています」。

来週はANAオープンのマンデーにエントリーしており、今回の2位タイの資格でABEMAツアーの次戦の出場権も獲得できた。実戦での感覚が磨かれていけば、優勝の2文字はより近づくはず。本格的な復活に向けて、着実に階段を登っている伊藤の今後に期待だ。