前半から走りそうな気配が漂っていた。１番、２番、３番と連続バーディを奪うと、７番、８番でもバーディ。このまま優勝を掴み取るかと思われた平本世中だったが、あと１歩足りなかった。

この日の平本は８バーディ、２ボギーの６アンダー65。ハーフターン後の10番、11番の連続ボギーが勢いを止める形となった。結果的に通算16アンダーまでスコアを伸ばして２位タイに入ったものの、優勝の気配が漂っていただけに悔しい敗戦となった。

「後半の出だしで連続ボギーを叩いてしまって、この３日間で一番しょうもないボギーを打ってしまったあたりは、まだまだ詰めが甘いなと思います。タラレバですけど、そういうところをなくしていけば優勝は見えてくるかなと思います」。

今季のABEMAツアーでは今回で２位が３回目。レギュラーツアーでもトップ10フィニッシュがあり、実力は確実にアップしている。

残りABEMAツアーはいよいよ３戦。「優勝を狙いたい」と力強い言葉を残し会場を去った。