９月27日（水）から29日（金）の３日間の日程で、兵庫県にあるゴールデンバレーゴルフ倶楽部を舞台に『エリートグリップチャレンジ2023』が開催される。

２週間前に行われた『PGM Challenge』でプロ初優勝を飾った今野大喜が２試合連続優勝（ABEMAツアー）を目指す。

先週のレギュラーツアー『パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ2023』では47位タイという成績だったものの、調子がかなり悪い中で予選だけはきっちり通ることができたのは『PGM Challenge』での優勝による気持ち的な余裕が要因になっていることは間違いない。

「（優勝することができて）一安心ということはありますけど、優勝することができて、いろんな方々からお祝いの言葉をもらったり、祝福をしてもらったりして、喜んでもらったのは自分としても一番嬉しかったことですね。いい報告をすることがプロゴルファーとしての喜びなんだなと改めて確認できたので、一層頑張りたいなと思いました」。

先週は親友であり、良きライバルでもある小木曽喬が『パナソニックオープンゴルフチャンピオンシップ2023』で優勝争いを演じた。小木曽曰く、今野の優勝が大きな刺激になったとのことだが、お互いがいい関係で刺激し合うことで相乗効果を生み出しているようだ。今大会のディフェンディングチャンピオンはその小木曽なだけに、今野も名を連ねたいところだ。

今野のABEMAツアーでの賞金ランキングは現時点で６位。今週を含めた残り３試合で賞金王になれる確率は低いだけに、今野のモチベーションとしては３戦２勝をあげることだ。仮に３勝ができたとしても、レギュラーツアーで出場できる試合は限られる。ただ、その心構えを持つことこそが一つ上のレベルでゴルフをすることに繋がる。２試合連続優勝に挑む今野のプレーに注目したい。