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エリートグリップチャレンジ 2023

残り3戦で実践したい香川凛央のメンタルコントロール

香川凛央とは学年ではひとつ下になる久常涼がDPワールドツアー(欧州ツアー)で日本人3人目となる優勝を飾った。

香川は愛媛県出身で、久常は岡山県出身。同じ中四国地方ということもあり、ジュニア時代には1度だけ同組でラウンドしたことがあると香川。

「むこうは覚えていないと思いますが、自分には衝撃的でした。同世代ですし刺激になります」。

 

香川は2002年生まれの21歳。今年がルーキーイヤーになるが、現在のABEMAツアーでの賞金ランキングは40位と苦しんでいる。第2戦の『i Golf Shaper Challenge in 筑紫ヶ丘』で5位に入ったものの、その後は思うような成績を残せていない。その要因の一つは自身の心のコントトロールにあると踏んでいる。

 

香川は空手経験があり、相手がいるスポーツ経験に長けている。そのせいもあり、とにかく相手を力や技で上回りさえすれば勝てるという感覚が身についていたわけだが、ゴルフにおいては単に飛ばすだけでは意味がないし、相手がいるわけではないので自分との戦いになる。

いかにボールをコントロールして、心をコントロールできるかがスコアメイクの鍵を握っている。自分の心をコントロールする。それを『PGMチャレンジ』で試みたところ3試合ぶりとなる予選通過を果たした。

ABEMAから世界へを実現した久常に続くためにも、残り3戦のメンタルコントロールで上位フィニッシュを実現し、今季の成長の爪痕を残したいところだ。