フランス帰りのバンテリン男、星野陸也(ほしの・りくや)が3日目の土曜日を、3打差の通算6アンダー、5位タイの好位置で開始する。
蟬川泰果(せみかわ・たいが)がコース新の61を記録するなど大量アンダーが出た初日から一転、前日の2日目はグリーンが硬くなり、速さを増し、風も吹いた。
難易度が上がった三好で、星野はスタートからダッシュ。
110ヤードの2打目を2メートルにくっつけた1番から一気に4連続。
7バーディとボギーは2個に止めて、伸び悩む蟬川に迫った。
難しい時こそ今季、腰を据えてきた欧州・DPワールドで鍛えた我慢強さを発揮する。
昨季日本の賞金2位で資格を得たが、序盤は出場できるかもわからない状況でも果敢に海を越え、希少なチャンスを掴みにいった。
いつ機会がくるともしれない国境をまたぐ旅で、芝の違いも風土の違いも、天気も文化の違いにも粘り強く対応。
「ヨーロッパでは、いいゴルフをしていても、気付いたら予選通過ぎりぎり。ほっとできない。集中力を切らせない。どこまでも落ちてしまう状況でメンタル的にも変わってくる。粘り強くはなりました」と、時差ボケのまだ残る初日も、12番のOBダボなど3ボギーの出足から、きっちりと立て直してきた。
加えて今週は、所属先の主催大会であることも燃料チャージだ。
2週前のアイルランドの7位で今季3度目のトップ10に入り、来季のシード権をがっちり掴んで、先週のフランスからいったん急いで帰ってホスト試合で“スポット参戦”。
「ホストプロとして優勝できるように頑張ります」と、2位に破れた4月の中日クラウンズ以来の国内4戦目で上しかみていない。
<きょうのテレビスケジュール>
10:00~14:15 16番ホールLIVE配信
13:30~15:00 東海テレビローカル
25:15~26:10 ハイライト