記事

石川遼 everyone PROJECT Challenge 2023

今季もいよいよ残り2戦!『石川遼everyone PROJECT Challenge』が明日開幕

今年で第11回目となる『石川遼everyone PROJECT Challenge』がロイヤルメドウゴルフ倶楽部(栃木県)を舞台に明日開幕する。

2023シーズンのABEMAツアーもいよいよ残り2戦。賞金王争いは生源寺龍憲の独走状態だが、もう一つの見どころが賞金ランキング20位以内の争いだ。来シーズンの出場資格をめぐる戦いもいよいよ佳境。

9月の『PGM Challenge』で優勝し、現在賞金ランキングでは5位につけている今野大喜も、明日の開幕に備えて、万全の準備を整えていた。

「先週(エリートグリップチャレンジ)も、最終日いい感じだったんですけど、もったいなかったですね。自分で止めちゃった感じです」。

体調的には万全ではないが、1勝したことで歯車がいい方向に噛み合い始めた。決して調子がいいわけではないのに、そこそこのスコアにまとめ、かつ優勝を狙える戦いができるようになっている。賞金王にはちょっと届かないだろうが、来シーズンを見据えた戦いをする意味で、今週もアグレッシブに上を目指す。

そんな今野と同世代、学年で言うと一つ上になる伊藤誠道が今野の横の打席でキレキレの球を放っていた。

今野が優勝した『PGM Challenge』では2位タイ。今季は出場できる試合が限られる状況の中でしっかり結果を残した。

そんな伊藤だが、試合に出場しない日限定で都内のインドア施設でレッスンを行なっており、これが好評との噂だ。ジュニア時代から活躍し、自他認める感覚派として腕を鳴らしてきた伊藤だが、人に教えるようになって気づいたことも多いと言う。感覚でやってきたことを言葉で説明する。体が勝手に動いていたことを頭で理解することで伊藤にとっては新鮮に感じる発見があったのだろう。

今週は推薦での出場だが、ゴルフの感触は悪くない。最終戦に出場するには15位以内に入るしかないが、もちろんその上の優勝を狙っている。