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石川遼 everyone PROJECT Challenge 2023

首位陥落も最低限のゴルフで優勝圏内に踏み止まった馬渡清也

そこまでの緊張感があったわけではない。ただ、昨日のようなシンプルなゴルフをやり切ることはできなかった。

首位とは2打差の通算8アンダーの2位タイに後退した馬渡清也は、この日4バーディ、3ボギーの71

 

「昨日と違って、ミスを恐れていたわけではないんですけど、いいプレーをしていた中でも、ちょっと警戒しながらのゴルフになってしまったのかなと思います。安全にプレーして良かった部分もあったんですが、取りこぼしたホールもあったので、そのあたりの気持ちの持ち方は上位でプレーしないとわからないことなので、いい経験と捉えたいです」。

 

この日は獲りたいホールで攻めにいった時にミスショットが出てしまった。優勝を狙うには、当然スコアを伸ばさなければならないが、スコアを落としてしまう恐怖感も伴う。勝つためには、技術力だけではない心のコントロールも必要になるわけだが、今日の馬渡はそのバランスを保つことができなかった。

ただ、この感覚を経験した明日はまた違ったプレーができるはず。悲願の初優勝に向けて、明日は2ストローク差を追いかける。