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日本オープンゴルフ選手権 2023

学生アマに紛れて決勝進出の@豊島豊さん「目標は完走」

プロアマ問わず門戸を開く今年のナショナルオープンにエントリーしたアマチュアは12人。

うち予選通過を果たしたのは3人。

首位と1差で突破した岡田晃平さん(東北福祉大4年)と、中野麟太朗さん(早稲田大2年)と共に決勝の舞台を踏んだのは、46歳の会社社長だ。



上から読んでも下から読んでも「冗談みたい」(ご本人)なお名前の豊島豊(とよしま・ゆたか)さんは、昨年の日本ミッドアマで連覇を達成し、本大会は2年連続4度目の出場。


「せっかく1枠いただいたので。なんとか結果を」と、予選2日間を5オーバーでまとめて、カットラインの59位タイで自身大会初の予選を突破。



「僕はそんなに飛ぶわけじゃないので。大それたことは考えず、マネジメントに徹して。ひょっとしたら、難しいセッティングのほうが、まだ有利なのかな??」と、ちょっぴり自負がのぞいた。


ゴルフを始めたのは15歳のとき。
「高校の途中から競技を始めましたけど、親は熱心ではなかったし、今のジュニア出身の子たちとは違って、日本学生も1回も行ってません」と、プロの額賀や杉山らを輩出した中央学院大学でもレギュラーとは無縁のまま卒業。


「上手くなかったし、なんの戦歴もなく、特に目標もなく、サラリーマンをやりながら、25歳から社会人ゴルフをやりはじめて、初めて日本アマに出たのは28歳のとき」と練習も、働きながら合間を見つけてやっとの状況。

それでも、日本一を賭けた決勝の舞台でやれることを証明した。


先週は、女子ツアーの「スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント」でJLPGAの塩谷育代プロと共に、コースセッティングディレクターとして日曜まで従事し、月曜朝イチの飛行機で、大阪・茨木へ。

そこから球を打ち始めて調整し、初日から難コースと格闘してきた。
「昨日、一昨日がお山のピーク」と、豊島さん。
「今日から下ってます。かなりお疲れモード。明日の目標は完走ですね」と、笑った。

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