記事

ディライトワークス JGTO ファイナル 2023

先生はテレビの中のタイガー・ウッズ!三木龍馬が逆転で悲願のプロ初Vを目指す

有言実行!師匠と呼んでいる生源寺龍憲との優勝争いを実現するために、この日も三木龍馬は6アンダー64でラウンド。2日間通算11アンダーで首位の久保田とは3打差、生源寺とは2打差の3位につけている。

 

生源寺からゴルフの仕方を学び、スコアメイクのコツをつかんだという三木だが、それを実践するには、もちろんある程度の技術が必要になる。どのようにしてスキルアップを成功させたのか三木に聞いてみると、テレビで上手いプロのスイングを見まくったというのだ。

「タイガー・ウッズやローリー・マキロイ、トミー・フリートウッドなど、いろんな上手いプロのインパクトの形を徹底的に見ました。上手い人達のインパクトゾーンって必ず同じ動きをしているんです。だから、そうやって動かせば絶対に曲がらなくなると思ったんです」。

 

ボールの前後50センチくらいの動きを徹底的に研究したという三木だが、大前提に自分のスイング動画も穴があくほど見ているという事実がある。

「まずは自分がどのような動きをしているかを知ることです。僕のユーチューブでも、どうすれば上手くなりますか?という質問が来たりするんですけど、とにかく自分のスイングを見てください。って答えるんです。そうしてしばらくしたら、おかげさまで70台が出ましたって報告が実際あるんです。そういうアドバイスをすると僕のユーチューブの視聴数が減るので、それもどうかなと思うんですけど、究極の練習法は自分の動きを知ることなんです」。

 

三木自身もいろんなコーチに習ったり、いろんな勉強をしてきた経緯があるが、基本的には全て自分でスイングを分析してきた。その結果、この日もパーオン率はほぼ100パーセント。2日間で11アンダーという数字に対しても、三木は大して喜んでいないし、驚いいてもいない。むしろ「これくらいのスコアが出せるだろう」という気持ちでゴルフができている。生源寺のゴルフと出会ったことも、大きな変革のきっかけになったことは間違いないが、明日はその生源寺を越える大きなチャンス。師匠との優勝争いを堪能し、最後は優勝という最高の結果を手に入れたい。