女子と、シニアのみなさんに、チームとして対抗するからには、やはり男子 ゴルフの一致団結が不可欠である。
それをまとめる役目をいったい誰がつとめるか。
毎年、ケンケンがくがくする論争だが、どうやら今年は、意外とすんなり決着したようで・・・。
ということで、ソン・ヨンハン(宋永漢)から質問です。
「今回の出場選手を見てください。他にだれがキャプテンつとまる思います??」。
では、男子のJGTOの今年のメンバーと、賞金ランキングと出場回数と、年齢を改めてご紹介します。
蟬川泰果(せみかわ・たいが)(賞金ランキング2位、2年連続2度目の出場、22歳)
金谷拓実(かなや・たくみ)(賞金ランキング3位、2年ぶり2度目の出場、25歳)
ソン・ヨンハン(宋永漢)(賞金ランキング4位、7年ぶり2度目の出場、32歳)
平田憲聖(ひらた・けんせい)(賞金ランキング6位、初出場、23歳)
稲森佑貴(いなもり・ゆうき)(賞金ランキング8位、2年ぶり3度目の出場、29歳)
石川遼(いしかわ・りょう)(賞金ランキング10位、4年ぶり7度目の出場、32歳)
8日の前夜祭でチーム会議をした時に最初は、賞金ランキングの最上位者がキャプテンをしたらどうか・・・という意見も出たそうだ。
「でもねえ・・・」とヨンハン。
「それじゃタイガはやりにくいでしょう?」。
では、年齢順で・・・となると、石川より2ヶ月誕生日が早いヨンハンか、という話しにもなったが「いやいやいや・・・。出場回数ならリョウでしょう」と、いうわけで満場一致。
「リョウさん以上の器はおりません・・・」と、3番目に年長の稲森も太鼓判を押した。
本戦での前・後半のペア決めも、「使用ボールが~」「飛距離が~」「安定感が~」と、さまざまな意見が飛び交う中、石川遼が「あんまり考え過ぎてもね・・・」と、さくっととりまとめて、すんなり決定。
「僕たちもこのペア見たいな・・・というのはファンの人たちにも興味があるんじゃない?」という石川のイチ推しのひとつは、ベストボールの第1ステージで組む金谷&蟬川だ。
蟬川の飛距離のアドバンテージと、どこからでもパーを拾う金谷の脅威の安定感を足せば鬼に金棒。
「ボクが思いきり飛ばして、ミスしても、金谷さんが絶対にカバーしてくれる。信頼感は厚い」と蟬川。
金谷も「蟬川にガンガン攻めてもらって、パー5はイーグルかアルバトロスを奪う勢いで、パー4もワンオンを狙ってもらって、ボクはバーディかパー狙い」と、2人ともキャプテンの期待を喜んで背負う。
それになにより、「僕ら1組目はチーム東北福祉大。名誉にかけて、勝ちにいきます」(金谷)と鼻息荒い。
稲森は、「ボクは、まっすぐ飛ばす以外に何の取り柄が」と、自虐を言ったが、確かに、8季連続のフェアウェイキープ1位以上のほかに何の武器が・・・??
ケンケンこと平田憲聖は、今年チーム唯一の初出場で、アマ時代を通じても「こういうチーム戦や、女子のみなさんとラウンドするのも初めて。他のチームのみなさんともほぼ初顔合わせじゃないか・・・」。
何もかも初もの尽くしはちょっぴり、心もとないけど、「チームのみなさんは心強い先輩ばかり。足を引っ張らないように。男子の連覇に貢献できるように。1年のいい締めくくりなりますように。自分ができることを精一杯やりたいです」。
キャプテンリョウの名のもとに、女子もシニアも、みんなまとめてケンセイだ。