スタート時は小雨が降り続き、気温も低かったことから、なかなかリズムを作ることができなかった久保田皓也だが、バーディを計算していた11番ホールでイーグルを奪取して以降、波に乗った。

この日は前半がオールパーで、後半は１イーグル、４バーディの完璧な内容。トータル６アンダーの２位タイで明日の２日目に挑む。

「前半は霧とか雨でちょっと手こずったんですが、もともとアウトコースで伸ばせるイメージがなかったので、そういう意味では全てパーで凌げたのは予定通りかなと思っています。後半は早い段階でバーディが欲しいなと思っていたところでイーグルが来てくれたので、そこからいい流れに乗れました」。

ゴルフの状態に関しては去年、一昨年と比べてかなりいい状態になっているようで、初優勝に向けての手応えも徐々に感じはじめている。ただ、２週間前の開幕戦『Novil Cup』でもそうだったように、優勝争いを意識した時に、自分自身に起こる変化に対する経験値が圧倒的に少ないと感じている。それがメンタル的なものなのか、技術的なものなのか。それを知るにはまずは優勝争いの中でプレーするしか方法はない。最終日の最後の９ホールでその位置にいられるかどうか。勝負の２日目に久保田が挑む。