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i Golf Shaper Challenge in 筑紫ヶ丘 2024

ABEMAツアー最年長優勝に向けて手嶋多一が1打差の2位で最終日へ

「8アンダーが出た翌日はこんなもんですよ」と笑う手嶋多一だが、願わくばもう1つ伸ばして二桁に乗せたかったのが本音だ。

この日は4バーディ、3ボギーの1アンダー70でラウンド。最終ホールとなった9番パー4では、セカンドショットがピンに直接当たりカラーまで戻ってしまうアンラッキーもあり、ここをボギーとしてしまう。ただ、結果的にアンダーパーで回れたことに関してはプラス材料として捉えている。

「今日は昨日と比べて思うようにショットがピンに絡まなかったですね。ティショットもフェアウェイを外していなかったですし、久々にこんなゴルフがまだできるんだなと言う感覚だったんですけど。ただ、その中で我慢することができましたし、最近はオーバーパーを打たないゴルフができているのかなと思います」。

 

悪い中でも我慢できるようになったのはドライバーに自信を持てているからだ。ここ2年くらいは、突然出るいわゆるチーピンに悩まされていたという。それをオフに試行錯誤しながら、スイングの修正に取り組み克服した。

「言葉にすると少しフェードを打つ感じで打っているんですけど、それが正解かどうかはわからないですが、うまくいっている感じです。このコースは距離的なことで若い選手は刻むホールが多いですが、自分はドライバーを持てるので、その点で前に行けることもありますし。明日も優勝は意識せず、5アンダーで回れればと思って頑張ります」。

 

ABEMAツアーでの最年長優勝記録に加えて、自身29年ぶりとなるABEMAツアーでの優勝がかかっている。シニア、レギュラー、そしてABEMAツアーと3つのツアーを掛け持ちする手嶋がまずはABEMAツアーで今季初Vを狙う。