JGAオリンピックゴルフ競技対策本部から授与される報奨金は、金メダルが2000万円、銀メダルが1000万円、銅メダルが600万円という。
また代表ユニフォームは、会見に出席した丸山茂樹監督と服部道子コーチが実際に着用する形でお披露目された。
デザインは、開催地フランスを中心に19世紀後半の欧米で起こった日本美術ムーブメント「ジャポニズム」をコンセプトとし、日本が誇る天才浮世絵師・葛飾北斎(かつしか・ほくさい)の代表作品「富嶽三十六景(ふがくさんじゅうろっけい)」をテーマに制作されるなど、日本らしさをふんだんに盛り込みながらもさわやか、かつ洗練されたイメージだ。
もちろん、動きやすさ、洗いやすさ、乾きやすさに加えて、真夏に対処した通気性や紫外線防止など、「選手が気持ちよくプレーできる、機能性を重視した質の良い生地をコンセプトにしていただいた」と、丸山。
スポーツユニフォームとしての高機能性を備えているのはもちろんだ。
代表メンバーは、世界ランクを基にした五輪ランクで選考され、男子は6月18日時点、女子は6月25日時点の原則上位2名を決定する。
丸山の代表監督も、五輪で112年ぶりにゴルフ競技が復活したリオから3大会目。
「やることは変わりなく、選手が気持ちよくプレーできるようにサポートできたら。前回は稲見選手が銀メダルを獲って非常に盛り上がったので、今回は男子が獲得できるように全力でサポートし、これを機に日本の男子ゴルフ界が発展していくような想いを込めながら、日々サポートしていけたら」と、意気込みを語った。
ゴルフ競技の日程は、男子が8月1日ー4日、女子が8月7日ー10日。
会場は昨年、久常涼(ひさつね・りょう)が初優勝した欧州・DPワールドツアー「フランスオープン」が行われているパリ郊外の「ル・ゴルフナショナル」。