記事

太平洋クラブチャレンジトーナメント 2024

「真っ暗では眠れないんです(汗)」ちょっとビビりな吉本翔雄が昨年のリベンジに挑む

10回目の記念大会となる『太平洋クラブチャレンジトーナメント』のセカンドラウンドが、埼玉県の太平洋クラブ・江南コースを舞台に行われた。

昨日よりも風は弱まったものの、それでも硬く締まったグリーンと、絞られたフェアウェイが選手達を苦しめた。

 

そんな中で単独首位に立った吉本翔雄。4バーディ、2ボギーの2アンダー70と粘り強くスコアを伸ばし、通算9アンダーで単独首位に立った。

「今日は特に前半は苦しかったですね。最初のロングホールで僕だけバーディが獲れなかったり、そういうところから勝手に苦しんでいた感じがありますね」。

 

チャンスのパットが何度か外れる場面もあったが「昨日と比べると打ち切れていなかったのかも。ビビってましたね」と振り返る。

江南コースのグリーンは硬く締まっているため、それを警戒し過ぎたのが原因だが、とは言え2日目を終えて単独首位。惜敗した昨年のリベンジを果たすために最高の位置で最終日を迎える。

「去年も単独首位で最終日でしたが、去年よりもスコアがいいので、そこは成長できているのかなとポジティブに考えられています。去年は緊張で前半ボギーが続いてしまいましたが、それを経験できているので、しっかり攻めていきたいと思います」。

 

「寝る時も真っ暗じゃなく、少し灯りをつけていないと眠れないんです」と性格的に少しビビりなところがあると吉本。明日の最終日も当然緊張し、ビビる場面もあるだろうが、プロ初優勝を手にするには、そこを乗り越えていくしかない。ただ、吉本は弱い自分を乗り越えようとするのではなく、弱い自分を受け入れて、その上で支えてくれている全ての人の言葉を信じて、緊張に打ち勝ちたいと話す。

プロとして最初の殻を破るべく、明日の最終日にプロ初Vを目指す。

 

なお注目の松坂大輔さんは通算22オーバーの145位で2日間の競技を終えた。思うようなプレーができなかったが、それでも大きな経験をさせてもらったと2日間を振り返り、また機会があれば挑戦させてもらいたいと、次回のリベンジに前向きな言葉を残しコースを後にした。