広島県出身で10歳の頃よりゴルフを始め、中学卒業後に福井工業大学付属福井高校に進学したが、
高校1年の冬にハワイへ留学しそのままハワイ大学へ進学、大学では、1987年に全米オープンを制し、
日本ツアーでは「中日クラウンズ」、「ダンロップフェニックス」優勝歴もあるスコット・シンプソン氏に師事しており、
悩みがあればすぐに相談しているとのこと。
昨日もスコアがなかなか伸びづらい、ということを話すと「スコア意識せずに目の前の1打に集中しなさい」とのアドバイス、
大石はその教えをしっかりと体に刻んでプレーし、見事今回の結果に至ったようだ。
スタートして1番、3番とボギーが続いたが、「あぁ、またか。」とまったく気にせずに目標を修正、「6アンダーを目標にしていたけど今日は4アンダーを目指そう」とすぐに気持ちを切り替えプレーに集中、ティショットが好調で「ピンチはなくチャンスが多かったです」と、以降は1つのボギーもなく7バーディ2ボギーの通算9アンダーで逆転優勝を勝ち取った。
今回の優勝によりQTファーストステージは免除されセカンドステージからの出場となるが、「QTは続きますが、まずは来年のツアー出場目指して頑張ります」と話すように、翌年のツアー出場権を争うQTステージは4つあり、戦いはまだまだこれからだ。
1つ下には同じ中国地方の久常涼、同学年には杉浦悠太などすでに結果を出しているプレーヤーも多く、様々な刺激を受けつつも「彼らに学ぶことも多いです。いつか同じステージに立ちたいと思います」と強いまなざしと共に話す大石、幼いころに夢見たマスターズ出場にむけ、
これからも“前向きに頑張っていく”。