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笠間市立北川根小学校が全国大会2度目の制覇! 上位3人がいずれもベストスコア賞を獲得する快挙!(7月20日)

北は北海道から南は静岡県まで全23チームが集結した『JGTOキッズゴルフ応援プロジェクト・リシャールミルジャパン財団第21回スナッグゴルフ対抗戦JGTOカップ全国大会in西郷村720日に福島県のグランディ那須白河ゴルフクラブNASUコースで開催されたが、栄えある優勝を飾ったのは、茨城県の笠間市立北川根小学校だ。最大6人が赤コースと青コースに分かれ、上位3人の合計スコアで競われる今大会。なんと北川根小の上位3人はいずれもベストスコア賞を獲得したというから驚きだ。

「今日はローラーが良かったです。いつもと同じ実力を発揮できました」というのは、青コースを23で回り、ベストスコア賞を獲得した浅野友貴さん(6年)。一方、赤コースではショットが良かった柴田愛未さん(6年)とアプローチが良かった上野文寧さん(6年)がともに25で回り、仲良くベストスコアをマークした。3人とも来年は中学生になるため、スナッグゴルフからは卒業。ゴルフでの全国制覇を目指す。



 北川根小は2度目の全国大会優勝となったが、ベストスコア賞を獲得した3人だけが頑張ったわけではない。昨年まで3年連続トップ3に入りながら、あと一歩優勝まで届かなかったことで、監督、コーチ、選手(鯉渕結菜さん、柴田宏一さん、浅野友菜さん)が一丸となってこの1年間努力してきたという。学校での練習はもちろん、放課後は自主練を行ってショット力とショートゲームの精度を高め、週末はゴルフコースを借りてボールが芝の上を転がる感覚や傾斜を読む力を養った。もちろん、そこには家族を始め、周囲の協力もあってこそだが、選手たちの優勝への強い思いが呼び込んだ2度目の全国制覇と言えるだろう。



 また、残念ながら優勝を逃した22チームも間違いなく全力を尽くしていた。途中、雨に見舞われたりもしたが、選手の集中力は途切れることがなかった。ボールを打つ際はランチパッドと呼ばれるゴムマット付きティの上にボールを乗せるが、どの選手も必ずゴムマットに刻まれているラインを目標に合わせてからアドレスに入るなど、アライメントにこだわるところが印象的だった。それでも、思うようなショットが打てなかったり、スコアが悪くて悔し涙を浮かべる選手もいた。とにかく皆真剣なのだ。



 ただ、試合が終わればそこは小学生。今回のドリームチームとして参戦した河野祐輝副田裕斗木下康平芦沢宗臣寺岡颯太大塚大樹とのゲームを思い切り楽しんでいた。じゃんけんゲームやボール渡し、スプーンリレーなど団体戦の種目をいくつか行ったが、積極的にステージ上に上がりたい選手が数多くいたほどだ。途中、突如始まったピコ太郎のPPAPダンスタイムでも3人の小学生が名乗りを挙げ、大塚と全力で踊っていた。

 その後、プロとの記念写真やサイン会でも満足げな表情を見せる選手がたくさんいたが、楽しい1日となったのは間違いないだろう。



 

順位表

優勝 笠間市立北川根小学校(茨城県)        73

2位 笠間市立岩間第三小学校(茨城県)       74

3位 笠間市立稲田小学校(茨城県)         78

4位 常陸大宮市立大宮小学校(茨城県)       78

5位 多古町立久賀小学校(千葉県)         79

6位 常陸大宮市立大宮西小学校(茨城県)      82

7位 笠間市立友部小学校(茨城県)         82

8位 多古町立多古第一小学校(千葉県)       86

9位 つくばみらい市立小絹小学校(茨城県)     87

10位 立教小学校(東京都)             89

11位 西郷村立米小学校(福島県)          91

12位 西郷村立小田倉小学校(福島県)        94

13位 印西市立原小学校(千葉県)          94

14位 仙台市立生出小学校(宮城県)        100

15位 宮城県小学校選抜(宮城県)         102

16位 つくばみらい市立富士見ヶ丘小学校(茨城県) 103

17位 西郷村立川谷小学校(福島県)        103

18位 御殿場市立御殿場小学校(静岡県)      104

19位 印西市立西の原小学校(千葉県)       105

20位 大崎市立鬼首小学校(宮城県)        106

21位 宮古市立千徳小学校(岩手県)        107

22位 美浦村立大谷小学校(茨城県)        113

23位 北広島市・千歳市小学校選抜(北海道)    124


JGTOドリームチーム 68ストローク


<<スコア集計(計算)方法>>
※チームが同スコアの場合に、上位3名に限らず最もスコアの少ない選手の学校が上位となる。
更に同じスコアの場合には、次にスコアの少ない選手の学校が上位となる。
尚、全選手のスコアが同じ場合、最もスコアの少ない選手のスコアを9番ホールからカウントバックして決定します。


<ベストスコア賞>
青コース 23ストローク13アンダー 
 浅野友貴(笠間市立北川根小学校6年)
 プロ 河野祐輝22ストローク14アンダー
赤コース 25ストローク11アンダー
 柴田愛未(笠間市立北川根小学校6年)
 上野文寧(笠間市立北川根小学校6年)

 プロ 木下康平22ストローク14アンダー


<アルバトロス賞>
赤コース4番ホール79ヤード 
 大野透優(多古町立久賀小学校6年)、鯉渕結菜(笠間市立北川根小学校6年)、輕部心海(笠間市立岩間第三小学校6年)、 大曽根倖人(常陸大宮市立大宮小学校5年)

<ホールインワン賞>
青コース2番ホール20ヤード
 柴田宏ー(笠間市立北川根小学校6年)
赤コース5番ホール23ヤード
 市田拓海(つくばみらい市立小絹小学校6年)、山口洋颯(立教小学校6年)、寺田七光(多古町立多古第一小学校5年)、平嶋明佳里(つくばみらい市立小絹小学校5年)
青コース8番17ヤード
 自見こはる(常陸大宮市立大宮西小学校6年)、金子結実(多古町立多古第一小学校6年)、平田大智(つくばみらい市立富士見ヶ丘小学校5年)
赤コース8番17ヤード
 平嶋明佳里(つくばみらい市立小絹小学校5年)、内桶彩莉(笠間市立友部小学校4年)、布澤蓮珠(つくばみらい市立富士見ヶ丘小学校6年)