後半14番で、200ヤードから2打目を6アイアンで1.5メートルにつけてイーグルを奪うなど、「65」をマークして通算11アンダーまで伸ばした李尚熹(イ・サンヒ)は、来日する前にちゃんとマネージャーさんに、「ヨコハマは短パンOKだよ」と言われていたのに、忘れて出発。
「日本も韓国と同じくらい暑い。蒸し暑いです…」と、我慢の好プレー。
2日間ともまだボギーなしのヨコハマは、昨年大会でも5位と好成績を残している。
昨季は賞金ランキング79位に終わり、13年から守ってきたシード権を喪失し、今季は韓国ツアーを主軸に、すでに母国でのシード権は確保してある。
「日本でもシード権と、まだ勝っていないので初優勝が目標です」。
昨年大会の結果で得ていた出場権を足掛かりに、復活をにらんでいる。
そして宋永漢(ソン・ヨンハン)は2日連続の「66」で、サンヒと1差の暫定2位に。
「暑いですけど、僕ははかない」と酷暑で頑固に長パンツを貫く理由は日焼けによる炎症と、足首を出すことによる芝のチクチク感を避けるためだそうだ。
今年は韓国ツアーでも、本戦の短パンが解禁されたようだ。
「涼しそうでいいなあ、と思うけど、でも(短パンでも長ズボンでも)暑さはイッショ、イッショ」と言い聞かせてプレー。
2週前の「全英オープン」で前回、初挑戦の2017年に続いて2度連続の決勝進出を果たした。
最終成績は72位と、思う結果ではなかったが、「僕のこれからのゴルフ人生にとってはいいことになる」。
帰りの飛行機がキャンセルされ、帰国が1日遅れたことも含めても、良い経験。
ちなみに次回、連覇がかかる「Sansan KBCオーガスタ(8月22日ー25日、福岡県・芥屋GC)」でも、短パンプレーが可能だが、ヨンハンはやっぱり長ズボンを貫くそうだ。
「暑いから体を気を付けて、僕ができること頑張って、最後まで頑張ります」。
福岡に行く前に、ヨコハマでの通算3勝目で弾みをつける。