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寺西飛香留・23歳 女性初のツアープレーヤー誕生

ジャパンゴルフツアー初となる、女子選手のツアープレーヤーが誕生した。



寺西飛香留(てらにし・ひかる)は本人のオフィシャルウェブサイトによると、2000年9月30日生まれの23歳、兵庫県出身。

4歳からゴルフをはじめ、高野山高校から産業短期大学などで学んだ。


「男子ツアーに挑戦したい」と、今週の27日から4日間で行われたJGTOの来季出場予選会「ファーストQT Supported By SMBC モビット」(=QTファースト、群馬県・富岡C会場)を受験。

通算1オーバー49位タイの結果を残した。


セカンドステージ進出には届かなかったが、出場総人数の90%タイ者に与えられるQTランキングが付与され、今後は女子初のツアープレーヤーとして主催者推薦などが受けられれば、ツアー出場が可能となり、「本当にめちゃくちゃ嬉しいです」と喜んだ。


「飛んだときは300ヤードくらい。あとはしっかりアイアンをピンに寄せて、パターを入れたという…」と本人も解説したとおり、期間中はダイナミックなスイングで男子選手より飛ばす場面が何度も。


3日目にはバックティでの自己ベストという4アンダーをマーク。

「クラブに関しては、得意不得意ないようにやっています」と、頼もしい。

「これからもっと戦略とかやっていけばもっといいスコアが出るんじゃないか。自信になりました」。


女子のJLPGAツアーのプロテストは次週から2次試験にも挑戦。
男女ツアーの掛け持ち参戦を目指す中で男子ツアーはさっそく、来月9月の「パナソニックオープン」の出場予選会「マンデートーナメント」の主催者推薦をいただいたそうで、「通過できるように頑張ってやりたいです」。
デビューの日が待ち遠しい。


なお、過去に宮里藍さんや、ミシェル・ウィーさん、宮里美香さんや三浦桃香さんら女子選手がレギュラーツアーやABEMAツアーに挑戦したことはあるが、QTに出場するのは初めて。

QTは、アマチュア資格を放棄していれば、誰でも出場できる。