記事

PGM Challenge 2024

ABEMAツアーの最小予選カットスコアを更新! 通算14アンダーで首位タイに3人が並ぶ大混戦に!

福岡県飯塚市にある福岡レイクサイドカントリークラブを舞台に行われたPGM Challengeの大会2日目。昨日に続き、厳しい暑さの中で激しいバーディ合戦が繰り広げられた。

大混戦の中でトップに立ったのは通算14アンダーの松本将汰、大岩龍一、野澤竜次の3人。中でも注目はこの日のベストスコアとなる9アンダー61をマークした松本。自己ベストを1ストローク更新する快進撃で一気に優勝争いの先頭に立った。

なお、予選カットラインは6アンダーで、これまでのABEMAツアーの最小予選カットスコアの4アンダーを上回る記録となった。また、ABEMAチャレンジャーとして注目を集めた元メジャーリーガーの松坂大輔さんは2日間通算28オーバーで予選敗退となった。

 

この日の松本は9バーディ、ノーボギーという完璧な内容だった。ラッキーなバーディもあったと振り返るが、久々の会心のゴルフにいつも淡々とプレーする松本も表情は明るかった。

2022年の大山どりカップでツアー初優勝を飾っているが、その後、腰痛に悩まされて、本来のゴルフが全くできない状態が続いた。そこでスイング的に腰に負担がかからないようにと取り組んだフェード打ちがさらに調子を落とす引き金になってしまう。

「2年前にゴルフの状態が良かった時に腰痛になってしまって。それでスイングを変えたんですが、去年は全くダメでしたね。それで今年の春先に元々のドロー系に戻したんです。もちろん両方の球は今も打つんですけど、自分の体に合っているというか、動き方の癖というか、ドロー系を打っている方が気持ち良く振れるんです」。

 

気持ち良く振れるようになったことで、クラブを操作できている感覚が戻ってきた。インパクトの微妙な感覚や、反射的にミスを防ぐ動きなど、プロならではの繊細な感覚が試合では結果を大きく左右することになる。今は腰痛も改善し、本来のスイングができるようになったことで、2勝目を意識できるまでに自信が戻ってきたと言う。

 

明日も、これまでの2日間同様伸ばし合いになることは間違いないだろう。その中で、取りこぼしなく伸ばすことができれば、2年ぶりのツアー2勝目が見えてくる。




関連記事