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完璧主義者から楽観主義者へ!アマチュアの亥飼陽さんが偉業に向けて首位と2打差で最終日へ

初日は7バーディ、ノーボギーの63。2日目は5バーディ、ノーボギーの65と2日間ボギーフリーのゴルフを展開したのは日本体育大学1年生の亥飼陽さんだ。

トップと2打差の好位置で終えた2日目のプレーに対して、もう少し伸ばせたと悔しさを滲ませた。

「5〜6メートルくらいのバーディパットが多かったんですけど、それが1回も入らなかったので、明日勝つにはあれくらいの距離を入れていかなければと思います。ゴルフ全体の調子は本当によくて、ティショットが安定しているので崩れるような感じはないですね。明日も引き続き、そこは頑張って、あとはパットを入れられればと思います」。

 

今年は日本アマにも出場し、初日は4アンダーと好スタートを切ったものの、2日目、3日目とスコアを落としてしまい、結果53位タイと悔しい思いをした。ただ、そのあたりからメンタル面での変化が起きたことでゴルフの内容が良くなり始めた。

「今まで1打1打に重みを置いていて、ちょっと上手くいかないとイライラしていたんです。例えば一つのミスを気にするというか、引きずってしまって、それでスコアを落としてしまうことが多かったんです。日本アマもそういう感じで、その後の日本学生あたりから少しメンタル的に自分なりに掴めたものがあったんです」。

 

亥飼さんが言う掴めたものとは、ミスに対する考え方で、18ホールを回りきった結果を重視するようにした。18ホールを回った上でのゴルフを評価することで、ラウンドの中での一つのミスに対してのイライラが無くなったと言う。結果、気楽にゴルフができるようになり、今週は気持ち良くプレーできていると亥飼さん。どちらかというと完璧主義者だった部分があったが、今はミスを気楽に捉えられている。この気持ちの変化が、結果的にスコアに反映されている。

兄は亥飼台で、今週も出場しており、共に行動している。兄の前でアマチュア優勝をと言う偉業を成し遂げることができるのか。明日の最終日に注目したい。