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エリートグリップチャレンジ 2024

体を絞ってスイングもリフレッシュ!山浦一希が難コースで納得のゴルフを披露

昨年の3rdQTの失敗で今年の出場試合が限られている山浦一希。この日は15番パー3でダブルボギーを叩くものの、8つのバーディを奪うなどし、5アンダー67でラウンド。難度の高いコースで納得のゴルフを展開した。

「本当に難しいです。ただ、ゴルフはいい感じでできていると思います」。

プロフィールに記載している通り、180センチの90キロと恵まれた体格の山浦だが、その体重を今年に入って6キロほど落としている。元々筋肉質だっただけに、体重を落とすと筋力も落ちてしまうため、そのあたりの減量には難しさが伴うが、食事などを考えて、効果的に体重を落とし、その効果も感じている。

「やっぱりショットにキレが出てきたというか、体の動きが良くなっていると思います」。

 

山浦は今年に入って新しいコーチに師事したことで、それまでの悩みが解消されつつあるという。元々完璧主義者な一面があり、プロ転向の際にも当初は高校卒業時に受けるはずだったQTを、力不足を感じて1年延期して練習に打ち込んだというエピソードがあるほど。そんな山浦だけに、スイング論に対しても様々なコーチに指示するなどして、納得できるまでやろうとしてしまうことが悪い方に働いていた。それを新しいコーチの教えが解消してくれたと話す。

「新しいコーチに見てもらうようになって、スイングをしっかり自分の中に落とし込めることができているので、悪くなった時でもその原因が理解できているので、変にパニックなったりしなくなりました。だから調子が悪くなったときの時間が短くなったのも大きいですね」。

 

自分が取り組んでいることが正しいと感じられることはプロにとっては何よりも大きいこと。納得しながら練習に取り組めることで、自信につながるし、それが結果に反映された時には、一気にレベルアップすることも期待できる。今の山浦には結果が何よりも特効薬になることは間違いない。残り2日間も自信に溢れたゴルフを展開してもらいたい。