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ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント 2024

最年少出場の@福井さん「今日は良いことがなかったけど」12歳67日の挑戦

12歳と67日の史上最年少出場に挑む小学6年生の@福井誠ノ介(ふくい・せいのすけ)さんは、日没中断までに後半の15番まで進んで、バーディなしの6ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーの11オーバー。

初のレギュラーツアーの緊張と、スタートを5時間も遅らせた大雨とが重なり、苦しい立ち上がりとなった。

距離の長い1番パー4(503y)から出て、「最初の5ホールは、手が震えていました」と、ボギーの幕開け。
第1打も2打目もしっかりとフェアウェイを捉えて第3打で奥約3メートルには乗せたが、初戦最初のホールのパーセーブは逃した。

1罰打を加えてダブルボギーを叩いた2番のティショットはザザっという葉音と共に、左の林の赤杭ゾーンへ。



    同組の中西や、競技委員も交えて処置の仕方を勉強し、次の3番のパー3では右の深いバンカーからうまく出したが、長いパーパットが残った。

    4番も、1メートル半を決められず。
    「雨で距離が長かったので、できるだけ飛ばしたいという気持ちがあった」と、最初4ホールは悪条件下の力みもあったという。

    三觜(みつはし)キャディの助言もあり「やっとほぐれてきました」と5番からは前半最後の9番までパーを重ねることができたが、約1時間のインターバルを挟んで後半インからまた、ボギー、ボギー、トリプルボギー…と、オーバーパーが重なった。

    大雨によるぬかるみも加わり飛距離差は、時に100ヤード超。
    プロに常に置いて行かれるのは仕方ない。

    急こう配が繰り返すコースのレイアウトは、プロでさえ坂をのぼりきると息が上がる。
    そのうえ雨で濡れたクラブを拭いたり、グローブを変えたり態勢を整えながら、ワンショットに集中を高めていくのは、戦い慣れたプロでも容易ではない。

    「色々大変なことがありましたけど、自分なりのプレーは少しずつ出来ているんじゃないかなと思います」と、小学6年生は前を向く。

    あすの残り3ホールでまず狙いたいのは初バーディ。
    「今日はほとんど良いことがなかったので、明日は良いことがあるかな、と。思い込みですが、そう思いながらプレーしたいなと思います」。
    過酷な1日に疲れ切ったはずだが、プレー後のメディア対応でも笑顔を絶やすことはなかった。